11月にGP京都があるので、感触確かめるためにも参加する人はいるんじゃないでしょうか?
例によってコモンを考察。



・はじめに

この環境のコモンの生物は、数え間違いがなければ59体いる。このうち、一定の基準を満たすカードは一体どれくらいあるのか。

パワー4以上…5
パワー3…12
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タフネス4以上…14
タフネス3…13

パワー3以上の生物は全体の3割以下、パワー4以上に至っては5体しかいない。一方でタフネス3以上の生物は全体の半数近くいる。これを見る限りだと、ただのパワー2以下には人権はないように見えてしまう。
更に接死持ちや再生持ちも低マナ域に存在している。2マナ以下でもタフネス3以上は割と存在するため、高速ビートに仕上げるのは厳しそう。


・授与について

オーラとして盤面に出ているだけでなく唱えた時に生物が除去られた場合でも生物として場に出てくる。なので授与対策として航海の終わりを用いるのは1:1交換とならないから微妙に見えてくる。
ただこれは授与関連の挙動を見た場合のみの反応。前述の通りパワー2以下は攻撃が通りにくい環境と予想しているので、授与生物をクリーチャーとして出してしまえば、それは小粒なので対処は容易なはず…ということ。
例外は飛行授与と威嚇授与の2枚。回避能力を持っていると単体でもしっかりライフ削ってくるので、別途対策が必要になってくる。


・英雄的について

基本的には授与生物で対象に取ってアド失わないようにしていきたいところ。
個人的に+1/+1カウンターが乗るやつはある程度は期待出来る。例えば信条の戦士→雨雲のナイアード授与と動けば、ドレイクの陰影もビックリの修正値となる。
食餌の時間など、緑に英雄的と相性の良いカードが多い印象。


・怪物化について

リミテッドでファッティが弱いわけねーだろ!!!
コモンには2種類あるけど、どっちも強いと思います。


・色毎の考察

~白~

生物の質はお世辞にも良いとは言えそうにない。優秀アタッカーは天馬の乗り手・セテッサのグリフィンくらいに見える。
乗騎ペガサスは能力悪くないと思いきや、同じ色で人間は2/2バニラ以外は全てパワー1と散々な状態。補強のような全体強化もない。
タッパーや今わの際で小型生物、神聖なる評決で大型生物への対抗手段もなくはないが、メインカラーとしては期待出来ない面々だ。


~青~

2-3マナ域からパワー2のフライヤーがいるので、案外速度は速いのかもしれない。また先見のキマイラのスペックは歴代コモンの5マナフライヤーでもかなりのものだと思う。
壁もありバウンスもあるが、ドローとカウンターが非常に使いにくい印象。
つまり普段の青と違い、アドバンテージが取りにくいように見える。テンポで押し勝つような構成にしたいところ。


~黒~

個人的にはコモンで一番強い色だと思う。1-2マナ域から壁や再生・接死持ちなどの優秀なブロッカーがいて、4-5の信心クリーチャーがどっちもそこそこ強い。除去もタフ2以上に触れるのが3種類ある。
特に1/3のハンデスは強いと思う。これで除去抜いて威嚇授与やファッティで一方的に殴り切ったりとか、プラン立てやすい。


~赤~

タフ3のアタッカーが多い。そこまで多くないパワー3以上の生物や接死を火力で除去するだけで一方的に押し勝つシーンもあるかもしれない。
不機嫌なサイクロプスは流石に強い気がする。接死以外では基本止まらないはず。
リミテッドでも使えないようなカードがやや多いのが気になる。パックの中身次第ではお通夜になる可能性は高い。


~緑~

バットリ・置物除去・生物除去・飛行除去と一通り揃っている。その上で生物は普段と変わらず大きなものが揃っている。
マナクリもしっかりいるのがありがたい。怪物化があるので、どれだけマナが伸びても困ることはない。
生物が基本的に地上なのは色的に仕方がないが、問題は接死や再生がちらほらいること。普段以上に止まる場合が多い気がする。


~茶~

使いやすいカードが多い。特にマナクリと旅行者の護符は色マナ安定に貢献するので、多いに越したことはないと思う。
その分構築は難しくなる。たくさん練習していきたいところ。


・ありそうなアーキタイプ

-緑白英雄
メインアタッカーは信条の戦士と天馬の乗り手、セテッサのグリフィン。これらを授与生物などで強化していく。神々の思し召しで除去避けて、相手の生物は食餌の時間で除去していく。
緑にバットリが多く、戦闘を有利に進めれるのが良いところ。サイズアップで避けれる除去が多いのも追い風か。
サブプランとして、信条の戦士と彼方の工作員を乗騎ペガサスで飛ばすのもありか?


-黒単信心
アスフォデルの放浪者や悪意の幻霊、蘇りし者の密集軍で序盤を凌ぎつつ黒の生物を並べ、フィナックスの信奉者とアスフォデルの灰色商人を多く投げる。
骨読みと蘇りし者の行進でアドは取れるし、相手が息切れしてきた頃に洞窟のランパードを授与したら大体の生物がフィニッシャーになれる。
確定除去はあるが、6マナと重いのが問題。凌ぐプランもちゃんとあるとはいえ、高速で押し切られないように注意。


-青赤テンポ
青のフライヤーと赤の頭でっかちたちをバウンスと火力で押しこむプラン。
フライヤーとドラゴンのマントルはそこそこ相性が良さそうだし、頭でっかちたちと雨雲のナイアードも相性良好。
はじけるトリトンを自然に運用出来るのも大きなメリットやね。
カウンターないけど、中々バランス良さそうな組み合わせに見えてきた。



後はプレリで触ってから。
構築は微妙そうなカード多いけど、リミテは錬りがいありそうなプールで楽しみ。

コメント

赤単紳士
赤単紳士
2013年9月17日15:23

考察ありがとうございます。
これは参考になる。

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